絆という言葉を長年大切に作品作りをしてまいりました。
ひとりでは出来ないことがふたりが寄り添い支えあうことで思いがけない作品が生まれるからです。
東日本震災以降この言葉が頻繁に使われています。
私達が失いかけていた大切なものに気付かされたのかも知れません。
巳は弁財天の使い、富をもたらすと伝えられています。
巳来招福・絆にはしっかりとお互いを結びまさに生綱「きづな」になって欲しいという願いを込めました。
血の通った力こそが富ではないかと思うからです。
本年の作品は二○○一年年巳年作品約三十点のなかの気に入りの一作を再現いたしました。
本作品は柿渋仕上げをしております。
月日を経ての重厚な変化をお楽しみいただければと思います。
※桐箱入り